創業者の思い出
明治38年12月28日、「潟元郵便局」として創業し、大正9年7月1日に「屋島郵便局」に改称しました。香川県で最初に出来た郵便局は、「津田郵便局」で明治4年5月の事でした。当時の津田は、交通の要所で、大変賑わっていた事が分かります。
初代、局長は柏原 学而（かしはら がくじ）で江戸時代から明治時代に活躍した先先代の名前を頂きました。彼の先先代の柏原学而は、大阪の適塾で福沢諭吉を差し置いて塾頭を務めた秀才でした。ただ、徳川慶喜の御殿医に就職したため、徳川慶喜と共に駿府で生涯を終えました。日本で最初の医学試験を考案したのが彼です。
昭和2年9月10日に現局長の曾祖父、柏原 財次郎（かしはら ざいじろう）が、初代局長が後継者を探しているのを知り、屋島郵便局を譲り受けたそうです。柏原財次郎は、潟元村の村長を務めたり、財次郎醤油を設立するなど、屋島の財界で活発に活動していたようです。
このページをご覧の皆さまへメッセージ
「屋島の探し物、いつしよに見付けます。」が、現局長、柏原 功（かしはら いさお）のポリシーです。
小学生の歴史探訪から、就職相談等まで、仕事から離れた「お客様の悩みや困っている事」を局長と一緒に解決策を探します。
また、局長は「認知症サポーター」の資格を取っており、最近では認知症の相談が増えています。
屋島郵便局の他、14局が集まって高松北部会というグループを作っていますが2012年度の営業成績が日本1になり、私が代表でヨーロッパ視察に行ってきました。初めて見るヨーロッパは夢のような世界で、最高の思い出になりました。特にウイーンの街並みとブダ・ペストの眺望は最高でした。しかし、次年度からは目標が桁違いに上がり、今では全国10位以内がやっとの状態です。
屋島郵便局は、立地条件が悪い為、お客様にご不便をお掛けしています。しかし、営業目標は人口で出されるため、結構大きな数字になっています。私は、月末になると胃が痛くなりますが、お客様に助けられ、そして、屋島郵便局の社員さんに助けられ、何とか凌いでいます。車で来にくい所を苦労して来てくださるお客様。局外で汗を掻きながら営業をしてくれる社員の皆さん。本当にありがとうございます。皆々様に何か一つでもお返しができるように私も頑張ります。
